宇宙の香り
『いつも笑顔でありがとう』三輪真純先生著書刊行会刊 (写真はクリックにて拡大表示できます)
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今日3月27日は池上三重子の命日
結婚して4年目、30歳にしてリュウマチを発病。
以来、52年間の病と戦い、病に耐え、今を、そして今を生きぬいた82年。
著書『妻の日の愛のかたみに』の歌や文をチョッと読み返してみました。
マークしていた歌と文の中から、
「来世あらば身健やかに夫に添わん 碧明るき空に柿照る」
「赤とんぼ二つは飛ぶなわが愛の 記憶薄るるその秋までは」
「思いきり奪われてみたしわが体 すこやかな日の夜の如くに」
「ひそやかに生命歌いて畏れ深く われ生きゆかん命在る日を」
「廃残の私に与えられた1つの可能性。それは、いまの私を、虚飾のない私でみつめていくことだ。ここののみ、私の人生はあるのだ(p178)」
「現在は、肩、顎、首にほんの少し自由が残っているだけです。でも、これだけでも、私にとっては貴重な賜物です(p201)」
「社会の底辺に身をおき、命を養うようになって、私は、はじめて自分自身を深くみつめることを学び、むぐりに満ちみている、あたたかいまなざしに気付きました。
また人間の悲しみに、いささかふれて、人間を肯定し、人間を愛する喜びを体得できたように思います。そうして、現在という、今を息づく永遠に滅びざるものの美しさに、目をひらかせられたように感じます(p205)」
「よろめき、あえぎつつも命終わるその際まで、正常な意識をもつそのぎりぎりまで、人間として生きぬきたいと思います。(p206)」
テーマ : 心、意識、魂、生命、人間の可能性 - ジャンル : 心と身体
池上三重子さんの歌

(碧明るき空に柿照る)(この写真のバックに見えるのは上毛3山の1つ赤城山です)
昨日は快晴で吸い込まれそうな空の青さでした。
『来世あらば身健やかに夫に添わん碧明るき空に柿照る』
リュウマチが進行し、不治の病と宣告され、寝たきりの生活となり、愛する夫に対して自分の出来る事は妻の座から身を引き、自由の身にしてやることしかないと離婚を申しでて最初は納得しなかった夫を一年がかりで説得。病床40年病臥20年を立派に生き抜いた池上さん。
あまりにも透き通った空の碧さを見ると、今年3月に亡くなられ、歌人でもあった池上三重子さんのこのな歌を思い出します。
切なくも思いの深き歌と感じ入ります。

(妙義山に日は沈み、残照映える)
この日は昼の碧さに加え、妙義山に沈んだ後の残照も見事でした。
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